ナナ:記憶と読み合いがアツい!ルールと感想

カードゲーム ナナ サムネイル
シンプルながら熱い読み合いが楽しめるカードゲーム「ナナ」

「ナナ」は、同じ数字を3枚当てることを目指す、シンプルながらも奥深い心理戦が楽しめるカードゲームです。 記憶力も大事ですが、それと同じくらい「手札の読み合い」が重要なゲーム。自分の見えている手札・他のプレイヤーのチャレンジ状況・公開された数字をヒントに推理を働かせます。

手軽に遊べるシンプルなルールに、熱い読み合い、盛り上がる一発逆転要素があって、新定番間違いなしのカードゲームとして人気を集めています!

基本情報

  • プレイ人数: 2~5人
  • プレイ時間: 約15分
  • 対象年齢: 6歳以上
  • ゲームデザイナー: 宮野華也
  • アートワーク: 別府さい
  • 制作: Mob+ (モブプラス)

ナナの内容物

「ナナ」の内容物は非常にシンプルです。

ナナの内容物:カード36枚
内容物:カード36枚(1~12が3枚ずつ)

カードは1から12までの数字がそれぞれ3枚ずつ、合計36枚入っています。特に「7」のカードは特別仕様のキラキラカードになっています!

ナナの7のキラキラカード
「7」は特別仕様のキラキラカード!

ナナのゲーム準備

ゲームの準備は以下の通りです。

  1. プレイ人数に応じて使用するカードを準備します。
    • 2人プレイ: 1~10のカードを使用(11・12は除く)。手札10枚、場札10枚。
    • 3人プレイ: 1~11のカードを使用(12は除く)。手札8枚、場札9枚。
    • 4人プレイ: 全てのカードを使用。手札7枚、場札8枚。
    • 5人プレイ: 全てのカードを使用。手札6枚、場札6枚。
  2. 使用するカードをすべてシャッフルし、各プレイヤーに規定枚数の手札を配ります。残ったカードは「場札」としてテーブル中央に裏向きで配置します。
  3. 各プレイヤーは、受け取った手札を自分だけが見えるように持ち、数字が小さい順(昇順)に並べ替えます。
ナナのゲーム準備の様子
手札を配り、場札を中央に配置。手札は昇順に並べます。

これでゲーム準備は完了です。

ナナのルール・遊び方

ここからは、「ナナ」の詳しいルールと遊び方を紹介します。

ゲームの目的

ゲームの目的は、手札と場札から同じ数字のカードを3枚当てる「チャレンジ」を成功させることです。チャレンジの成功回数や成功した数字によって勝利条件が変わります。

手番にできること:「同じ数字を3枚当てるチャレンジ」

自分の手番になったプレイヤーは、「同じ数字を3枚当てるチャレンジ」を行います。チャレンジでは、以下のいずれかの方法でカードを1枚ずつ公開していきます。

  • A. 手札を公開する: 誰か1人(自分自身も含む)の手札から「一番大きい数字のカード」か「一番小さい数字のカード」を1枚公開させます。指定されたプレイヤーは、該当するカードを1枚だけ選び、全員に見えるように公開します。公開したカードは一時的にそのプレイヤーの前に置きます。
  • B. 場札を公開する: テーブル中央に置かれた場札の中から好きなカードを1枚選び、表向きに公開します。
ナナのチャレンジの様子
誰かの手札の最大・最小、または場札を公開して3枚同じ数字を目指す!

カードの公開は、チャレンジが成功するか失敗するまで続けます。

  • チャレンジ失敗: 1枚目に公開したカードと異なる数字のカードを公開してしまった場合、チャレンジは失敗です。公開された手札は持ち主の手札に戻り、公開された場札は裏向きに戻します。その後、手番は次のプレイヤーに移ります。
  • チャレンジ成功: 同じ数字のカードを3枚連続して公開できたら、チャレンジ成功です!成功したカード3枚を1セットとして自分の手元に表向きで獲得し、並べて置きます。その後、手番は次のプレイヤーに移ります。

ゲームの終了と勝利条件

以下のいずれかの条件を最初に満たしたプレイヤーが勝者となり、ゲームは終了します。

  1. チャレンジを3回成功させる。
  2. チャレンジを2回成功させた時点で、その2セットの数字を足したり引いたりして「7」を作ることができる場合。(例:1のセットと6のセット、または8のセットと1のセットなど)獲得したカードの下には、次に揃えると「7」になる数字が示されています。
  3. 「7」の数字のカードでチャレンジを1回成功させる。(「7」のセットは1回成功するだけで勝利となります)

ナナを遊んだ感想レビュー

実際に「ナナ」を遊んでみた感想です。

記憶が苦手でも、読みでカバーできる!

「神経衰弱のようなゲーム」と聞いて記憶力に自信がないと敬遠しがちですが、「ナナ」はそれだけではありません。重要なのは「手札の読み合い」です。

  • 自分の見えている手札
  • 他のプレイヤーのチャレンジ状況(何を狙っているか、何を持っているか)
  • 既に公開された数字

これらの情報をヒントに、「あの人の最大のカードは11かな?」「今の最小は5だろうな」と推理することができます。もちろん記憶力も必要ですが、覚えるカードの枚数は神経衰弱ほど多くなく、他プレイヤーの手札で注目するのは最大と最小だけなので、想像していたよりも遊びやすかったです。

逆転要素がアツい!

チャレンジ1回や2回でも勝てる可能性があるため、最後まで誰にでも勝利のチャンスがあります。特に、誰もチャレンジに成功していない状況で、誰かが場札から最後の「7」を引き当てて大逆転した時は、非常に盛り上がります!

定番カードゲームの仲間入り!

「ナナ」は、ルールがシンプルで分かりやすく、短時間で決着がつくため、どんなメンバーと遊んでも安定して盛り上がれるボードゲームだと感じました。(特に3人以上でのプレイがおすすめです)

『はげたかのえじき』や『コヨーテ』といった定番カードゲームに匹敵する面白さがあり、箱もコンパクトで持ち運びやすいのも魅力です。記憶と読み合いのバランスが絶妙な傑作カードゲーム、ぜひ一度遊んでみてください!

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